ラ・フェット [懐かしの名店]
木に囲まれた中に建つ、ナチュラルで開放感のあるガラス張りの建物。白いテーブルクロスも清々しい。店舗名の「ラ・フェット」とはフランス語でパーティー、お祭りの意味。占いやライブなどのイベントも行われている。
珈琲とスイーツ(すべて手作り)が人気で、特に地元の鳴門金時を使った「サツマイモとリンゴのタルト」が有名。『とくしまIPPIN店』にも認定されている。
「カサブランカ」から「ラ・フェット」へ
オーナーの福山日出子さんは中学時代より飲食業にとても興味があり、小松島西高校へ進んだのち就職するも、どうしても喫茶がしたいと、いちご農家である父親を説得し、徳島市八万町に「カサブランカ」を兄とともに開店させる。その店が大繁盛、兄と妻の典子さん(現カサブランカのオーナー)とともに「カサブランカ」を継いでいく。
兄 (福山富之氏)は、妹(緑さん)とともに昭和56年頃から、徳島市住吉に2店舗目「カサブランカ・アゲイン」も営業していた。(現在のレストラン・シェリフ)
日出子さんは「カサブランカ」を兄夫婦に譲った後、徳島市城東町にあった乳製品販売店へ嫁ぐ。その後三軒屋に移転、ほどなくして“材料が揃っていた”ことから、近所に再び念願の喫茶店「ラ・フェット」を開店させた。手作りスイーツやグラタンなど、牛乳を使ったメニューが美味しいのもうなずける。