びざん (ビザン)
昭和のはじめ頃、アメリカ食堂という西洋料理店で初代が開業。太平洋戦争が激化する中、米日関係の悪化により店名を変えるよう要請を受け、「Cafe Bizan」となる。そして一帯は焼け野原となり、一時麻雀店を経営。その後二代目襄次(ジョージ)が引継ぎ純喫茶となる。徳島の喫茶店の老舗中の老舗。当時から変わらぬドリップ式で点てたコーヒーをどうぞ。
取材に伺った時に来店していた河井さんは終戦直後からの常連で、コーヒー通。今は無き当時の喫茶店や珈琲の古い話を聞かせていただきました。その話によると「神戸から自転車で徳島に来県し珈琲豆を売っていたり、どこの喫茶店もアメリカンの薄い珈琲だった、珈琲豆も終戦直後はあまりいいものがなくて、珈琲のかわりにどんぐりの実を焼いて出していたのを飲んだが、それはまずかった!。」と当時の珈琲の話をしていただきました。
店舗のあゆみ
創業者 豊茂正二 現オーナー 豊茂 進